奥村組、前期経常を一転11%増益に上方修正、配当も29円増額

配信元:株探
投稿:2021/05/10 16:00
 奥村組 <1833> が5月10日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の110億円→147億円(前の期は132億円)に34.3%上方修正し、一転して11.2%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の72.8億円→110億円(前年同期は92.3億円)に51.8%増額し、一転して19.7%増益計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の111円→140円(前の期は143円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (個別業績予想)  土木事業の売上高の増加及び売上総利益率の改善による売上総利益の増加等により、営業利益は前回発表予想を約3,280百万円上回る約13,080百万円、経常利益は同約3,560百万円上回る約15,460百万円、当期純利益は同約2,190百万円上回る約10,590百万円となる見込みです。 また、土木事業及び建築事業の売上総利益率は12.8%(土木16.2%、建築9.5%)となる見込みです。(前回発表予想11.8%(土木13.6%、建築10.0%))(連結業績予想) 個別業績予想の修正に伴い、連結業績予想の修正を行うものです。

  利益配分については経営上の最重要課題の一つと認識しており、連結総還元性向50%以上かつ連結配当性向30%以上(業績にかかわらず、かねてよりの安定配当1株当たり45円を下限とする)を株主還元の基本方針としています。 この基本方針を踏まえた上で、当期の年間配当金予想については、資金需要等を勘案し、個別配当性向50%相当額としており、1株当たり期末配当金を前回予想の74円から29円増配した103円に修正し、1株当たり年間配当金を中間配当金37円と合わせた140円といたします。 なお、本件は2021年6月開催予定の第84回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施する予定です。(注)上記の予想は、現時点における入手可能な情報に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。
配信元: 株探

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