ヒューマン、前期経常を41%上方修正・16期ぶり最高益更新へ

配信元:株探
投稿:2021/05/10 15:00
 ヒューマンホールディングス <2415> [JQ] が5月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の23億円→32.5億円(前の期は21.2億円)に41.4%上方修正し、増益率が8.1%増→52.9%増に拡大し、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.6億円→18.1億円(前年同期は11.3億円)に2.1倍増額し、一転して59.9%増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年3月期 通期連結累計期間の業績予想につきましては、各セグメントにおける新型コロナウイルス感染症の影響として、入国制限により人材関連事業における海外ITエンジニアの確保や、教育事業の日本語学校などにおいて影響が生じているほか、介護事業におけるデイサービスの稼働率低下などの影響が生じましたが、人材派遣事業の業績が想定を上回ったことなどから、売上高は前回発表予想を上回る見通しとなりました。利益面につきましては、本社オフィスをはじめとする各拠点の規模見直しなどにより特別損失などの費用が発生しましたが、増収の影響に加え、グループ各社における経費削減効果が想定を上回ったことから、営業利益および経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても、前回発表予想を上回る見通しとなりました。特別損失の計上について(1)減損損失当社および連結子会社が保有する固定資産やのれんについて、将来の回収可能性を検討した結果、2021年3月期連結決算において422百万円、個別決算において18百万円の減損損失を特別損失として計上する見通しとなりました。(2)関係会社株式評価損連結子会社であるヒューマンアカデミー株式会社が保有する関係会社株式のうち、実質価値が著しく低下している株式について、284百万円の関係会社株式評価損を計上する見通しとなりました。なお、当該関係会社株式評価損は連結決算においては消去されるため、連結業績への影響はありません。※上記の業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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