NYコラム(5日)ダウ平均は買い優勢で取引スタートか⁈−ADP雇用統計は74.2万人増まで回復を示す

著者:加藤裕一
投稿:2021/05/05 22:30

NY株式市場(5日)前日に急落のハイテク株中心に買い戻し優勢か⁈−ISM非製造業景況指数に注目

5日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い先行で取引スタートとなりそうだ。

ニューヨーク株式市場は、5日の欧州株が堅調に推移していることから、前日の取引で急落したハイテク株中心に買い戻しが優勢となりそうだ。ひとまず前日に強まったリスクオフムードは後退しよう。


ダウ平均は、前日の下落局面で目先的な下値めどと見られていた20日移動平均線(3万3900ドル)を割り込んだあとに持ち直す動きが見られたことから下値の固さを確認したばかりで、5日の寄り付きでは、主力株中心に買い戻しの勢いが優勢となりそうだ。


取引開始前に発表された4月ADP雇用統計は、74.2万人増となった。市場市場(87.5万人増)は下回ったものの、去年9月以来の70万人台乗せとなったことから、週末に発表される雇用統計に期待感を繋いだ格好となろう。


ただ、ニューヨーク株式市場では、米財務省が行った1260億ドル規模の四半期定例国債入札を通過した長期金利の動向や日本時間午後11時に発表される4月ISM非製造業景況指数を見極めたいとの姿勢が根強いことから朝方の売買をこなした後は、上値の重さが意識されやすい相場環境となりそうな一日となる。





(総合)米財務省、債務上限達成が近いと警告、議会に上限引き上げを要請

規模が計1260億ドル





(民間雇用者数)は予
想を下回り、+74.2万人となった。

【経済指標】
・米・4月ADP雇用統計:+74.2万件(予想:+87.5万人、

加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想