こころネット、前期経常を一転黒字に上方修正

配信元:株探
投稿:2021/04/28 16:30
 こころネット <6060> [JQ] が4月28日大引け後(16:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の6100万円の赤字→1億5300万円の黒字(前の期は7億4200万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の4900万円の黒字→8億6400万円の赤字(前の期は2億2200万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の500万円→2億1900万円(前年同期は2億6000万円)に44倍増額し、減益率が98.1%減→15.8%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結業績予想 売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の中でも特に、葬儀の小規模化及び低価格化の進行、婚礼・宴会の延期や中止等が業績に大きく影響したものの、当初の見込みよりも葬儀施行件数や石材卸売数量が増加したこと等から、前回発表予想を上回る見込みとなりました。 営業利益、経常利益につきましては、経費削減等により葬祭・婚礼事業を中心に当初の見込みよりも固定費が減少したことに加え、特に葬祭事業において増益幅が拡大したこと等から、前回発表予想を上回る見込みとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響等により、ベトナムにおける協業先2社に対する貸倒引当金繰入額237百万円や、婚礼会場2施設における減損損失930百万円を特別損失に計上したこと等から、前回発表予想を大幅に下回る見込みとなりました。(2)個別業績予想 売上高につきましては、ほぼ前回発表予想のとおりに推移いたしました。 経常利益につきましては、経費削減等により販売費及び一般管理費が減少したものの、連結子会社であるカンノ・トレーディング・ベトナム有限会社に対する貸倒引当金繰入額123百万円を営業外費用に計上したこと等から、前回発表予想を下回る見込みとなりました。 当期純利益につきましては、ベトナムにおける協業先1社に対する貸倒引当金繰入額121百万円や、連結子会社である株式会社With Weddingに対する関係会社支援損410百万円を特別損失に計上したこと等から、前回発表予想を大幅に下回る見込みとなりました。(注)本資料における上記の予想を含む記述は、発表日現在に入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績・結果は予想数値あるいは見通しと異なる場合があります。
配信元: 株探

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