ＩＨＩ、前期税引き前を2.7倍上方修正

　ＩＨＩ <7013> が4月26日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期の連結税引き前利益を従来予想の100億円→270億円(前の期は290億円)に2.7倍上方修正し、減益率が65.5％減→6.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益も従来予想の200億円→370億円に84.6％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上収益は，概ね前回発表予想どおりとなる見込みです。損益面では，航空・宇宙・防衛事業は概ね前回発表予想どおりとなる見込みですが，その他の事業におけるライフサイクルビジネスの売上増加や販管費の削減などにより，営業利益は前回発表予想に対して増益となる見込みです。加えて，期末の為替レートが想定よりも円安水準となり為替差益が発生した結果，税引前利益および親会社の所有者に帰属する当期利益も前回発表予想に対して増益となる見込みです。なお，期末配当予想（1株当たり０円）につきましては，変更ありません。ご参考：日本基準 （単位：百万円）　　 売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 １株当たり当期純利益前回予想（A） 1,110,000 5,000 △8,000 0 0今回修正予想（B） 1,110,000 11,000 5,000 3,000 20.19円増減額（B－A） 0 6,000 13,000 3,000 －増減率（％） 0.0 120.0 － － －（ご参考）前期実績（2020年３月期） 1,386,503 60,797 32,251 12,812 84.21円