ダイハツデ、前期経常を11億円に上方修正

　ダイハツディーゼル <6023> [東証２] が4月23日大引け後(16:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想のトントン→11.4億円の黒字(前の期は29.1億円の黒字)に上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の0.1億円→11.5億円(前年同期は20.6億円)に61倍増額し、減益率が99.1％減→43.8％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主要な販売先である造船業界では、船主等による新造船建造の投資抑制を背景に、造船所間の受注競争が激化しております。加えて、国内造船所における生産調整の影響も受け、当社の機関売上高は前期より減少する見込みです。　また、メンテナンス分野では新型コロナウイルス感染症の影響から移動制限および出荷遅延が生じております。　これらの理由により、機関売上、メンテナンス売上ともに前年を下回ることが見込まれ、2020年10月22日に前回７月30日に公表した通期業績予想数値を下方修正いたしました。　当社は上記業績修正以降、防衛省向け機関や機関付属機器等の拡販ならびに原価低減活動に努めました結果、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益を上記の通り、連結・個別ともに修正いたします。