いい生活、前期経常を21%下方修正

配信元:株探
投稿:2021/04/19 15:00
 いい生活 <3796> [東証2] が4月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の9000万円→7100万円(前の期は1億2400万円)に21.1%下方修正し、減益率が27.4%減→42.7%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8200万円→6300万円(前年同期は1億1700万円)に23.2%減額し、減益率が29.9%減→46.2%減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.2021年3月期通期(2020年4月1日~2021年3月31日)連結業績予想の修正理由 売上高につきましては、新規顧客の獲得数が概ね想定通り推移し、加えて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を鑑み保守的に見積っていた解約率に関しても比較的低水準で推移したことから、結果として当初予想を約12百万円上回る見込みとなりました。 一方で、今期進めておりました当社クラウド・SaaSのサービスインフラ・開発基盤のIaaS(Infrastructure as a Service)環境へのマイグレーションに関しましては、当初想定のスケジュール通り現時点で滞りなく完了(完全移行)しているものの、顧客への安定的なサービス提供を最優先として慎重な移行作業を行った結果、当初想定以上に工数が掛かる結果となりました。 従来から当社は、自社開発したソフトウェアの開発費については製造原価からソフトウェア仮勘定(資産科目)へ振替処理をしており、完成・リリースをもってソフトウェア勘定に計上し減価償却を行っております。今期においても開発リソースの一定割合が新サービスあるいは既存サービスの機能拡充に向けた資産開発にあたる想定で、ソフトウェア仮勘定への振替額を見積もっておりましたが、当該マイグレーション作業工数が当初見積もりよりも増加したことで、サービスの開発投資(資産化対象)に向かう工数が減少、ソフトウェア仮勘定への振替額が見積もりを下回り、結果として当初想定を超えて当期の売上原価が増加することとなりました。 なお、2021年3月22日付「固定資産の除却等に伴う特別損失の計上に関するお知らせ」に記載のとおり、当該マイグレーションの完了に伴って不要となった固定資産については、予定通り除却を行っております。 以上の結果、営業利益、経常利益、並びに親会社株主に帰属する当期純利益につきまして予想を下回る見込みとなり、当期純利益に関しまして予想からの変動が30%以上となることから、当該業績予想を修正致しました。2.配当予想について 配当予想につきましては前回発表の1株につき期末配当5円の予想に変更ございません。 当社は、当該期の業績及びフリー・キャッシュフローの水準を十分に勘案した上で、利益配当の継続的実施並びに配当額の継続的成長の実現に向けて取り組むことを株主の皆様に対する利益還元の基本方針としております。 当社のコア・ビジネスであるクラウド ・ SaaSの成長から継続的に配当額の成長を目指したいと考えております。※ 上記に記載した内容は、現在集計中の資料に基づいて作成したものであり、後日開示する業績と異なる場合がありますので、ご了承ください。また、上記に記載した内容は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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