東テク、前期経常を一転1％増益に上方修正・最高益、配当も4円増額

　東テク <9960> が4月15日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の51億円→68億円(前の期は67.1億円)に33.3％上方修正し、一転して1.3％増益を見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の23億円→40億円(前年同期は40.7億円)に73.8％増額し、減益率が43.5％減→1.8％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の80円→84円(前の期は80円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期の連結業績予想につきましては、第1四半期累計期間の実績及び当時入手可能な情報に基づき作成しておりました。新型コロナウィルス感染症拡大の影響により一部の業界において短納期案件の需要減等があったものの、政府の経済対策等の効果もあり当時の予想を上回って業況が良好に推移したため、連結売上高は前回発表予想に対し1.3％の増加となる見込みです。利益面では、相対的に利益率の低い商品販売事業の売上高が減少し、一方で工事事業は堅調に推移したため、連結営業利益、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれもが前回発表予想数値を30%超上回る見込みとなりました。

　　当社は、財政状況及び将来の事業展開等を総合的に勘案しつつ、安定した配当を継続して実施することを基本方針としております。　つきましては、2021年３月期の連結業績予想を踏まえ、株主の皆様への利益還元のため直近の配当予想より普通配当を４円増配し、期末配当金を1株当たり67円に修正いたします。（注）予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。