フュトレック、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/04/09 15:30
 フュートレック <2468> [東証2] が4月9日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の3500万円の黒字→1億7000万円の赤字(前の期は600万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億0800万円→300万円(前年同期は1億6200万円)に98.6%減額し、一転して98.1%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.大型案件の納期延伸について 当社は、ソフトウエア開発・ライセンス事業をコア事業と位置付けており、CRM事業分野はこのコア事業の1つであり、近年急速に売上高が増加しております。この流れを加速すべく2021年3月期より、CRM事業分野の主幹商品である「Visionary」を全面改良した「新Visionary」の開発を進めてまいりました。「新Visionary」は、2021年3月期第4四半期連結会計期間での販売を目標として開発を進め、大型案件として顧客との間で2021年3月末納入の販売契約も締結しておりました。 しかしながら、2021年3月時点で、この商品の仕様が顧客要求を一部満たしていないことが判明し、協議の結果、納期を2022年3月期第1四半期連結会計期間に延伸することが確定いたしました。この結果、2021年3月期の売上高が205百万円、営業利益が200百万円減少いたしました。2.特別損失(投資有価証券評価損) 当社が保有する有価証券のうち1銘柄について、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、被投資会社の事業計画と実績の乖離が生じ、実質価額が著しく下落しているため、2021年3月期の個別決算及び連結決算において減損処理による投資有価証券評価損として、特別損失約70百万円を計上する見込みとなりました。3.差異及び修正の理由 売上高、営業利益及び経常利益は、大型案件の納期延伸等により前回発表予想を下回る見通しとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の大型案件の納期延伸等に加え、投資有価証券評価損の計上により、前回発表予想を下回る見込みとなりました。 注) 上記の業績予想値は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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