パンチ、今期経常を12％上方修正、配当も無配→2円実施へ

　パンチ工業 <6165> が3月24日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の14.3億円→16億円(前期は7.1億円)に11.9％上方修正し、増益率が2.0倍→2.2倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.5億円→12.2億円(前年同期は7.1億円)に16.1％増額し、増益率が49.0％増→73.0％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は2円(前期は2円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期連結業績予想につきましては、日本事業において医療関連等での集中的な受注もあり、前回公表から更に回復傾向にあることから、売上高の予想を前回公表から引き上げました。　また、利益面でも、回復傾向にある受注に加えて、今般、2018年２月９日「厚生年金基金の解散に伴う特別損失の計上に関するお知らせ」と共に計上していた「厚生年金基金解散損失引当金」の見積りに変更が生じ、差額を損失引当金戻入益として特別利益に計上することから、上方修正をいたしました。

　　期末配当に関しましては、前回予想では無配とさせていただいておりましたが、上記の業績改善により配当原資の確保に目途が立ったため、１株当たり２円へと修正させていただきます。これにより、米中貿易摩擦の長期化やCOVID-19の拡大等による減収減益が続く中でも配当を継続出来る見通しとなりました。今後とも、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つとして取組んでまいります。（将来に関する記述等についてのご注意）　上記予想の内容は、当社が本資料作成日現在において入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。