ヴィスコ、今期経常を42％上方修正、配当も1.75円増額

　ヴィスコ・テクノロジーズ <6698> [東証２] が3月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の4.3億円→6.1億円(前期は4.2億円)に41.9％上方修正し、増益率が1.2％増→43.5％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.5億円→3.3億円(前年同期は2.6億円)に2.1倍増額し、一転して29.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の6.25円→8円(前期は6.25円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期の業績につきましては、新型コロナウィルス感染拡大の影響により販売が減少傾向で推移する見込で予想を公表しましたが、５G対応スマートフォン及び車載関連のコネクタをはじめとする電子部品検査用途の受注が堅調に推移しており、従来の想定を上回る見込となったため、通期連結業績予想を修正いたします。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と認識しており、将来の事業拡大に備えるための内部留保を重視しつつも、健全な財務体質の維持とのバランスを図りながら、株主の皆様に対して安定的かつ継続的な配当を実施することを基本方針としております。本資料の2021年３月期の通期業績予想を踏まえ、本基本方針に基づき総合的に検討しました結果、2021年３月期末の１株当たりの普通配当予想を1円75銭増額し、8円00銭とさせていただくものであります。 (注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績及び配当は、今後の様々な要因により、予想数値と異なる可能性があります。