内田洋、今期経常を一転5%増益に上方修正・最高益、配当も30円増額

配信元:株探
投稿:2021/03/04 15:00
 内田洋行 <8057> が3月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年7月期第2四半期累計(20年8月-21年1月)の連結経常利益は前年同期比29.4%減の29.2億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の65億円→82億円(前期は78.3億円)に26.2%上方修正し、一転して4.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の連結経常利益は前年同期比42.8%増の52.8億円に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の90円→120円(前期は120円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である11-1月期(2Q)の連結経常損益は25.3億円の黒字(前年同期は0.3億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.5%→3.8%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間の業績は、過去最高の売上を計上するなど想定以上に順調に推移しました。2021年7月期通期業績予想につきましては、新型コロナ感染症による緊急事態宣言の継続など不透明な状況が続くと思われますが、政府の大型補正予算による文部科学省「GIGAスクール構想」関連が好調に推移する見通しにあるほか、民間市場のICT需要がコロナ禍でも順調であることから、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも当初計画を上回る見込みであります。

  当社は、株主様への還元につきましては、安定的な配当を前提に「財務基盤の充実」と「中長期的な会社の経営戦略の実現に向けた投資」とのバランスをとり、その一層の充実を目指すことを基本方針としております。 2021年7月期の業績につきましては、業績予想の修正の理由にありますとおり、順調に推移しておりますことから、この基本方針を踏まえつつ、株主の皆様の日頃のご厚誼にお応えするため、1株当たり30円の特別配当を実施する予定といたしました。 これにより、2021年7月期における1株当たり期末配当予想は、普通配当90 円に特別配当30円を加え、合計120円となる予定です。 なお、本件につきましては2021年10月に開催予定の定時株主総会において付議する予定であります。※本資料に記載されている業績予想および配当予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績及び配当は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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