宇部興産(4208)主力事業の回復は緩慢ながらも株価水準の訂正余地は大きい◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

投稿:2021/02/24 08:36

主力事業の回復は緩慢ながらも株価水準の訂正余地は大きい

【事業内容】
 ナイロン原料の大手で、リチウムイオン電池用セパレータ、5G用セラミックフィルターなど成長製品を持つ化学の老舗企業。化学・建設資材・機械と裾野が広い産業に事業展開し、グローバルにカプロラクタムやナイロン樹脂、ファインケミカルなどの生産拠点を持つ。昨年、子会社の宇部アンモニア工業を吸収し、液体アンモニア生産にも本腰。

【業績面】
 業績面は2/2に第3Q決算を発表し、売上高は11.8%減収、営業利益は45.6%減益で着地。主力のナイロン出荷減少と同原料のカプロラクタムの市況悪化が響いて価格も下落。ナイロン・ファイン事業はアンモニア工場での定修に加え新型コロナウイルスの影響が下振れ要因となり、機能品事業では一部ポリイミド事業の増収効果があったことなども含め、中間期に赤字計上していた化学分野は黒字転換し持ち直す動きが確認される。

【株価動向】
 株価は昨年3月に1434円の安値をつけて戻りの鈍い展開を続けてきたが、今年に入りようやく2000円台を定着する動きに変化してきている。足元では上記3Q決算で業績底入れの確認、化学分野での復調に期待が持てるようになってきたほか、工業薬品事業としてアンモニア製造の事業に市場の関心が向かい始めたことなどから、戻り本格化の様相を呈してきたと言える。バリュエーションはPBR0.6倍台で水準訂正の余地も残していることなどから、市場が長期金利の上昇にナーバスな動きを見せる中でも買い安心感が意識されそうだ。

加藤あきら
あすなろ投資顧問 投資助言・分析者
配信元: 達人の予想

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