アジア株はまちまち、豪州株は大幅反落

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/02/19 17:47
東京時間17:36現在
香港ハンセン指数   30644.73(+49.46 +0.16%)
中国上海総合指数  3696.17(+20.81 +0.57%)
台湾加権指数     16341.38(-83.13 -0.51%)
韓国総合株価指数  3107.62(+20.96 +0.68%)
豪ASX200指数    6793.79(-92.08 -1.34%)
インドSENSEX30種  51091.42(-233.27 -0.45%)

 19日のアジア太平洋株式市場はまちまち。前日の米国株が下落したことなどが重石となった。多くの市場が高値圏にあることで、利益確定の売りが出やすくなった。もっとも押し目買いの動きから堅調に推移する市場もみられた。上海株は続伸。前日に5年半ぶりの高値圏まで上昇して高値警戒感が高まっていたところへ、中国人民銀行(中央銀行)による資金吸収の影響で金利上昇が警戒されて、一時1%超の下落となった。ただ、売り一巡後は押し目買いの動きが広がり、上昇に転じた。3700の節目接近では上値を抑えられた。
   
 豪州株は大幅反落。原油安が重石となって、エネルギー関連株や資源株を中心に売りが広がった。台湾株は反落。前日に過去最高値を更新したことなどを受けて利益確定の売りに押された。前日のナスダックの下げを受けてハイテク関連株が下げを主導した。半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)や鴻海精密工業が売られた。
   
 中国大陸市場で上海総合指数は続伸。保険大手の中国平安保険、車両メーカーの中国中車、乳製品メーカーの内蒙古伊利実業集団、セメントメーカーの安徽海螺水泥(コンチセメント)、石炭エネルギー会社の中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エナジー)が買われた。
   
 香港ハンセン指数は小反発。通信電話サービスの中国移動(チャイナ・モバイル)、医薬品メーカーの石薬集団が買われる一方で、インターネット・インフラ事業のアリババ・グループ・ホールディング、通信関連サービスの騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が売られた。
   
 豪ASX200指数は大幅反落。石油・ガス会社のウッドサイド・ペトロリアム、石油・ガス会社のサントス、資源・鉱山会社のBHPグループ、鉱物探査会社のフォーテスキュー・メタルス・グループ、医薬品メーカーのCSLが売られた。

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