新東工業 電子部品・精密部品業界向け表面加工のトータルエンジニアリング展開を開始

配信元:PR TIMES
投稿:2021/02/11 13:18
レーザ加工を超えるミクロンレベルのブラスト加工を、前後工程含めトータルでの提供が可能に

新東工業株式会社は、微細・精密な加工精度を実現する表面加工工法「マイクロブラスト工法」について、マイクロブラスト加工の前後工程を新たなラインナップとして拡充し、電子部品・精密部品業界向けに対して微細加工ラインのトータルエンジニアリング展開を開始いたしました。





当社が展開する「マイクロブラスト工法(以下:マイクロブラスト)」は、主にはシリコン、ガラス、セラミックスなどの電子部品材料に加工を施す内容で、スルーホール、ザグリ・二段穴、切断・ダイシング溝、マイクロ流路形成、エンボス加工など、超微細な加工を実現しています。

従来電子部品に対する加工は、ドリルやレーザによる加工が主流でしたが、熱による溶融ダレやクラックが発生する可能性があります。これに対してマイクロブラストは、冷間加工であるため熱による影響を受けないというメリットがあります。また、加工精度については、最小40μmの穴径・溝幅の加工が可能で、穴・溝の深さ精度±10μm、突起加工の高さ精度±0.5μmの業界最高精度を実現しています。
マイクロブラストについてはこちら:https://www.sinto.co.jp/product/surface/lineup/microblast/index.html
マイクロブラストとレーザ加工の比較
このような超微細な加工を可能にするマイクロブラストについて、このたび当社ではブラスト工程の前後工程である、1.ラミネート2.露光3.現像4.剥離・洗浄を新たなラインナップとして拡充し、トータルでのエンジニアリング展開を開始しました。これにより電子部品業界を対象に、微細精密加工ラインすべての提案が可能になったほか、当社加工拠点が加工をする「請負加工」についても対応が可能になりました。

当社はこれまで重厚長大産業を主としていたショットブラストをメインに展開しておりましたが、電子部品や精密部品業界についても当社のマイクロブラストを展開し、お客様製品の付加価値向上に努めていきます。

■会社概要
会社名:新東工業株式会社
設立:1934年10月2日
代表者:代表取締役社長 永井 淳
事業概要:鋳造事業を核に、魅力ある表面づくりを提供する表面処理事業や、働く人の安全と健康を守る環境事業、様々なものづくりの基盤となるメカトロ事業を展開。近年では、ロボット用センサや介護機器、IoTサービスなどの新分野にも参入。
Webサイト:https://www.sinto.co.jp
配信元: PR TIMES

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