フクビ、今期経常を76％上方修正、配当も2.5円増額

　フクビ化学工業 <7871> [東証２] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.2％減の9.6億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の6.6億円→11.6億円(前期は13.9億円)に75.8％上方修正し、減益率が52.8％減→17.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.5億円→7.5億円(前年同期は7.1億円)に3.0倍増額し、一転して5.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12.5円→15円(前期は17.5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比11.8％増の5.5億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の3.5％→4.7％に改善した。

株探ニュース