ゼネテック、全国各自治体にコロナ対応のため、フィジカルディスタンスのシミュレーションソフト「FlexSim」を無償提供

配信元:PR TIMES
投稿:2021/02/05 13:48
~ワクチン接種会場、公立学校、公立病院、避難所など公共施設の感染リスク低減に貢献~

株式会社ゼネテック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上野憲二、以下「当社」)は、あらゆる現場の「人・モノ」の動きを見える化し最適化する3Dシミュレーションソフト「FlexSim」(フレックスシム)を、全国の各自治体にまずは6カ月間、無償で提供します。今後必須となる新型コロナウイルスワクチン接種会場の準備を含め、公立学校、公立病院、公民館、避難所など、コロナ禍での適切な公共施設運営に役立てていただくことが目的です。 その中で、地域貢献活動を推進する第一生命保険株式会社とも連携し、同社の全国拠点を通じて、希望される自治体へ「FlexSim」のライセンスを無償で提供するといった取り組みも進めています。


新型コロナウイルスワクチンの国内承認が待たれる中、各地方自治体では、ワクチン接種会場の準備や検討が始まっています。会場での集団感染を避けるため、適切な会場レイアウト設計をシミュレーションする必要性が高まっており、ワクチン接種以外にも、医療施設を含む公的施設や避難所等の運営において、人と人との「フィジカルディスタンス」を確保し、感染リスクを低減したレイアウト設計が課題となっています。

当社が日本総代理店を務める「FlexSim」は、世界77カ国で使用される3Dシミュレーションソフトウェアです。「人」「モノ」が動く現場であれば、どのような業種・シーンであっても科学的に高精度なシミュレーションが可能です。様々な環境条件の変化について、PC上やVRでもレイアウトを事前に検証することができます。特に、「フィジカルディスタンス」をシミュレーションする機能は、一定の距離内の人と人との接触回数・接触時間・平均接触時間等を詳細に予測することで、感染リスクを低減した会場設営・運営に貢献します。「FlexSim」は、現場の正しい「見える化」と、最適化による効果についても確証を得られるツールです。

シミュレーション例(避難所)


通路幅やテント個数を調整し、入り口を2つにすることで赤いエリア(密)が低減
人と人との接触状況(感染リスク)を検証可能

さらに当社では、自社特許技術をベースに、緊急地震速報、大雨警報に連動して家族や登録者の居場所を自動通知する防災スマートフォンアプリ「ココダヨ」を提供しています。自治体による高齢単身者の見守りにも活用でき、今後はウェアラブルデバイスを連携することで、人の脈拍・体温など生体情報を取得・モニターする機能拡充も企画中となります。当社はこれからもパートナー企業や各自治体と連携し、一人でも多くの方の安心・安全な暮らしに貢献するソリューションを開発・提供してまいります。


<参考資料>

■ 取り組みの概要

ワクチン接種会場を含む各公共施設や避難所、PCR検査場等におけるクラスター発生リスクを可能な限り抑えるため、全国各自治体へ「FlexSim」のライセンスを無償で提供します(ご導入から6カ月間予定)。





自治体のこんなお悩みに応えます!


(ワクチン接種会場など公共施設で)会場レイアウトの変更による感染リスクの変化を、簡単な操作で、ビジュアルや数値データでシミュレーションしたい
適切な対人距離を保った場合の最大収容人数などを事前検証で把握し、入場制限等に生かしたい
入り口や出口など、「密」になりやすい場所の渋滞予測や、感染リスクの事前検証を行いたい
医療施設で、ウイルス感染者を隔離するための動線や、防護服を着たスタッフだけが感染者に近づけるといった設定でシミュレーションしたい
必要なスタッフの人数や開放する窓口の数などをシミュレーションしたい
避難所における、政府指針に則った最適なレイアウトを組んだ場合の感染リスクや収容人数の検証や、通路幅やテント個数、トイレ個数、受付位置など、レイアウト変化に応じた感染リスクの事前検証を行いたい など


■ FlexSimとは
「FlexSim」は、世界77カ国で利用されるハイパフォーマンスな3D シミュレーションソフトです。直感的な操作で、人やモノが動く現場の正確なシミュレーション・最適化が可能です。お客様は、FlexSimを活用した現場の正しい「見える化」(数値化、定量化)により、最適な打ち手を正確・迅速・容易に検討することができます。VRによる3Dシミュレーションも可能です(グラフィックボードが必要です)。

さらに、「フィジカルディスタンス」を考慮した、人の動きのシミュレーションを可能にする機能を実装しています。人のフィジカルディスタンス範囲を指定したうえで、動線のシミュレーションを行うことができ、一定の距離内の接触回数、接触時間、平均接触時間を推測したシミュレーションや、回避行動の予測が可能です。



上記の例は、ある作業場において、1日(8時間)の作業時間内でのシミュレーションです。接触が頻繁に起こった箇所をヒートマップ(画面上の赤い円)で表示。接触状況を正しく数値化し、改善結果についても正確に検証できます。


■ ゼネテックについて

ゼネテックは、1985年に携帯電話・PHS等の各種情報端末、カーナビ・カーオーディオ等の組み込みシステムの設計開発を主たる事業として設立されました。現在は、設立以来からのメイン事業となる組み込みソフトウェア・ハードウェアなどを主とするシステム開発事業、ならびに3次元CAD/CAMソフトウェア「Mastercam」の輸入販売を中心とするエンジニアリングソリューション事業の2つをコアとして発展してまいりました。また災害時に位置情報を自動通知する防災スマートフォンアプリ「ココダヨ」のサービス提供にも取り組んでおります。

設立以来得意としてきた移動体通信や通信制御、通信ネットワーク分野は、社会インフラとして重要性を増しており、その開発スピードとクオリティは一層の高度化が要求されています。私たちは、こうした社会的要請とお客様の多様なニーズに応えるため、よりクオリティの高い迅速なソリューションの提供と担い手である人材の育成を、最優先の経営目標に掲げております。2018年からは日本初登場の3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の提供を開始。工場の生産ラインや物流倉庫などのレイアウト検討における圧倒的パフォーマンスにより、お客様の生産性向上に貢献してまいります。

ゼネテックに関する詳細な情報は、https://www.genetec.co.jp/ を参照ください。
配信元: PR TIMES

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
541.0
(10:05)
-9.0
(-1.63%)