今週に入り企業の決算発表が本格化しています。
今回はコロナの影響で2回の緊急事態宣言が発令、政府は悪化が見込まれる経済対策として助成金や給付金を支給し、なんとか景気悪化を食い止めようと躍起になり対策をしているなかでの第3四半期決算発表となります。
どれだけ悪い決算が出てくるだろうと身構えていましたが、今時点で発表されている決算を見ると、コロナの影響を直接受ける業界を除いては、総じて良い決算といった印象です。確かにコロナの影響を大きく受ける、航空、鉄道、旅行、ホテル、外食、百貨店といった業界は業績悪化が顕著で、大赤字の会社も多数あります。
しかしながら、ネット関係、半導体関係、家電量販店、自動車部品関係などは大きく増益となっているところも多いです。全体としてはそれほど景気は悪くないのかもしれません。特に日本の大企業の特長として、通期の業績予想を控えめに出す傾向があります。
今年はコロナの影響もあり企業の多くは超保守的な業績予想を出しています。そこから9ヶ月経ち、第3四半期決算発表を経て、上方修正を発表してくる企業も多数あります。テレビや新聞だけをみていると、いかにも景気が悪いといった印象を受けますが、企業の決算を見る限りでは、それほど景気は悪くないのかもしれません。
予想以上に強い企業業績をみて、外国人投資家が再度日本株を見直して買ってくる可能性もありそうです。2月は外国人投資家の動向に注目しておきましょう。
著者のおすすめ
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=FOMCは嵐を呼ぶか 09/18 17:00
-
「好配当」が8位、不安定な相場環境で根強い人気<注目テーマ> 09/18 12:20
-
「円高メリット」が1位、一時1ドル=140円台割り込む<注目テーマ> 09/17 12:20
-
「カジノ関連」が4位に急浮上、大阪IR30年開業がほぼ確実に<注目... 09/11 12:20
-
【QAあり】QPS研究所、黎明期にある宇宙産業 高い成長性を示すS... 09/17 19:00
新着ニュース
新着ニュース一覧-
-
今日 09:53
-
今日 09:44
-
今日 09:41