神栄、今期経常を67%上方修正

配信元:株探
投稿:2021/01/29 14:00
 神栄 <3004> が1月29日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.0%増の3.7億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の3億円→5億円(前期は2.7億円)に66.7%上方修正し、増益率が10.3%増→83.8%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.1億円→4.1億円(前年同期は1.8億円)に93.9%増額し、増益率が13.9%増→2.2倍に拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比43.2%増の2.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.8%→3.2%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上高については、電子関連が空気清浄機用途のホコリセンサの受注が好調であることに加え、新製品の温度ロガーを新型コロナワクチン輸送用途に受注したこともあり、当初計画を上回る見通しであるものの、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない中、食品関連が外食産業向け販売において、また繊維関連が百貨店アパレル向け生地販売等において、当初計画ほど回復しない見通しであることから、全体としては前回予想をわずかに下回る見込みであります。 一方、利益面については、電子関連が増収により、食品関連が在庫圧縮による販売費の削減により、また全社的に取組んだ経費削減により、営業利益・経常利益は前回予想を上回る見込みであります。さらに特別損失として織り込んでいた訴訟関連損失を当初計画より抑えることができる見通しであることなどから、親会社株主に帰属する当期純利益も前回予想を大幅に上回る見込みであります。(注)上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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