ゼオン、今期経常を一転11％増益に上方修正、配当も1円増額

　日本ゼオン <4205> が1月29日昼(12:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5％減の229億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の190億円→320億円(前期は287億円)に68.4％上方修正し、一転して11.3％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の80.6億円→210億円(前年同期は126億円)に2.6倍増額し、一転して65.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の21円→22円(前期は21円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比60.4％増の119億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の8.2％→14.1％に急改善した。

株探ニュース