ウェッズ、今期経常を一転2％増益に上方修正、配当も2円増額

　ウェッズ <7551> [ＪＱ] が1月28日大引け後(16:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.6％減の14.3億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の9.3億円→14.4億円(前期は14.1億円)に54.8％上方修正し、一転して1.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7億円→12.1億円(前年同期は8.9億円)に72.6％増額し、一転して35.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の18円→20円(前期は25円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.3％増の12億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の8.8％→10.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第３四半期連結会計期間において、新車販売の増加及び各地での降雪の影響により冬用タイヤのホイール需要が増した中、全国での販売活動等を通じ、特に自動車関連卸売事業で主力のアルミホイール販売等が増加し、当第３四半期連結累計期間の業績が想定以上に回復いたしました。通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、今後の市場や事業活動への影響等引き続き不透明ですが、当第３四半期連結累計期間の業績動向、その他入手可能な情報や予測等も踏まえ、修正いたします。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営目標の一つと認識しており、連結配当性向 30％以上を基本方針と しております。配当予想につきましては、この度の業績予想及び基本方針に基づき、期末配当金を前回予想の1株当たり8円から2円増額し10円といたします。これにより既に実施済みの第2四半期末配当金と合わせ、年間配当金予想は1株当たり20円、連結配当性向は 34.9％となる予定です。(注) 上記の連結業績予想及び配当予想の各数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因により予想と異なる可能性があります。