カプコン、今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

配信元:株探
投稿:2021/01/21 16:00
 カプコン <9697> が1月21日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の255億円→300億円(前期は229億円)に17.6%上方修正し、増益率が11.1%増→30.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の79.2億円→124億円(前年同期は89.5億円)に56.8%増額し、一転して38.8%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は45円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 通期連結業績予想修正の理由 主力事業であるデジタルコンテンツ事業においては、近年、積極的に推進してきたデジタル販売の拡大が奏功し、新作タイトル『バイオハザード RE:3』が堅調に推移するとともに、前期発売の『モンスターハンターワールド:アイスボーン』が続伸するなど、採算性の高いリピートタイトルが息の長い売行きを示しました。加えて、今年3月発売予定の大型新作タイトル『モンスターハンターライズ』の受注が順調な滑り出しを見せるなど、同事業が総じて計画を上回り推移する見通しであります。 また、アミューズメント機器事業においては、11月に投入した新機種『モンスターハンター:ワールド』が好調に推移したほか、当初販売予定の1機種に対し3機種の投入を予定していることから当初計画より上振れする見込みであります。 この結果、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、いずれも前回発表予想を上回る見込みとなりました。個別業績見込みと前期実績値との差異の理由 連結業績予想の修正の理由と同様であります。

  当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題のひとつと考えており、将来の事業展開や経営環境の変化などを勘案のうえ、連結配当性向30%を基本方針とし、かつ安定配当の継続に努めております。 この度公表した2021年3月期通期連結業績予想の修正等を踏まえ、上記方針のもと、2021年3月期における期末配当予想を修正し、前回予想の1株当たり25円から10円増配し、35円とさせていただきます。 この結果、中間配当金(1株当たり25円)と合わせた当期の年間配当金は1株当たり60円になるとともに、連結配当性向は30.5%となる予定です。 なお、本件につきましては、2021年6月に開催予定の当社第42期定時株主総会において付議させていただく予定です。(注)本資料に記載されている業績予想数値等に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいているものであり、実際の業績等は様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
2,684.5
(13:47)
+39.0
(+1.47%)