ドル円は一時104円台に戻すも上値重い イエレン氏の公聴会は無難に通過=NY為替
きょうのNY市場はリスク選好の雰囲気が広がる中、為替市場はドル安が優勢となっている。ただ、ドル円は円安が下支えし、104円台に戻す場面もみられた。104円台前半には強い上値抵抗が観測される中、目先は今月高値の104.40円が意識される。
きょうは米国債利回りが上昇して始まり、インフレ期待を示すブレークイーブン・レートは10年物で一時2.112%まで上昇し、2018年10月以来の水準まで上昇している。バイデン次期大統領は1.9兆ドル規模の追加経済対策を提案しており、市場のインフレ期待は強い。
一方、米株が伸び悩んでいることもあるが、ドル円は104円台に入ると上値が重くなる。足元の感染拡大は依然として収束の気配を全く見せていないものの、市場は、今後ワクチンの展開が進むにつれて下期の景気回復への期待を強めている。リスク回避のドル需要は減少が期待されている中、ドル円の上値に積極的にはなれないようだ。
なお、きょうは次期米財務長官に指名されているイエレン前FRB議長の米上院財政委員会での指名公聴会が実施されている。「米企業の業績を上げるようなドル安は望まない」と述べていた。また、「財政については安定させる必要があるが、いまは支援が最優先」としている。中国については「最も重要な戦略的競争相手としたうえで、不公正な慣行に対応する準備がある」と厳しい姿勢を示していた。ただ、市場はある程度、想定範囲内であったこともあり大きな反応までは見られていない。
USD/JPY 103.85 EUR/JPY 125.91
GBP/JPY 141.50 AUD/JPY 79.98
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうは米国債利回りが上昇して始まり、インフレ期待を示すブレークイーブン・レートは10年物で一時2.112%まで上昇し、2018年10月以来の水準まで上昇している。バイデン次期大統領は1.9兆ドル規模の追加経済対策を提案しており、市場のインフレ期待は強い。
一方、米株が伸び悩んでいることもあるが、ドル円は104円台に入ると上値が重くなる。足元の感染拡大は依然として収束の気配を全く見せていないものの、市場は、今後ワクチンの展開が進むにつれて下期の景気回復への期待を強めている。リスク回避のドル需要は減少が期待されている中、ドル円の上値に積極的にはなれないようだ。
なお、きょうは次期米財務長官に指名されているイエレン前FRB議長の米上院財政委員会での指名公聴会が実施されている。「米企業の業績を上げるようなドル安は望まない」と述べていた。また、「財政については安定させる必要があるが、いまは支援が最優先」としている。中国については「最も重要な戦略的競争相手としたうえで、不公正な慣行に対応する準備がある」と厳しい姿勢を示していた。ただ、市場はある程度、想定範囲内であったこともあり大きな反応までは見られていない。
USD/JPY 103.85 EUR/JPY 125.91
GBP/JPY 141.50 AUD/JPY 79.98
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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