ディディエス、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/01/15 16:00
 ディー・ディー・エス <3782> [東証M] が1月15日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年12月期の連結経常損益を従来予想の3億5400万円の黒字→1億1400万円の赤字(前の期は2億6600万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4億7100万円の黒字→300万円の黒字(前年同期は1億6500万円の赤字)に99.4%減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  海外及び国内指紋センサ事業におきましては、スマートフォンメーカー向け販売が、2020年11月13日発表第3四半期決算短信に記載しております通り、案件進捗が大幅に延伸している状況から変わらず 、第4四半期に於いても計画通り進まず、当期売上計上が困難となりました。 一方、成長している海外システム事業での更なる伸長を目指しましたが、第4四半期に全世界での新型コロナウイルス感染症の再拡大がみられ、複数のプロジェクトに於いて、検収まで至らず一部売上計上は来期以降となりました。 また、マガタマ・FIDO 事業につきましては、数社の大型案件に対し POC(概念実証)を有償で受注し検証を終え準備万端であ ったため、 FIDO2 の本格的普及とともにサービスインを予定しておりましたが、メインの顧客である金融市場は投資に対しての審査が厳しく、当期でのサービスインは受注出来ませんでした。 メイン事業でありますバイオ事業においては、堅調に推移しておりましたが、 新型コロナウイルス感染症の再拡大がみられ、 導入作業の遅延が第4四半期に多く発生し、事業全体の売上のリカバリには及びませんでした。 さらに「 MICROMETRICS TECHNOLOGIES PTE. LTD.の株式取得(子会社化)」に 伴い、同社と共同で進めておりました複数の開発プロジェクトの費用の資産計上の検討評価を行いましたが、事業環境や今後の見通し等を勘案し、全て当期費用として 計上することにいたしました。 以上の結果、売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益とも前回発表予想を下回ることが見込まれるため令和 2 年12月期通期の業績予想を修正いたします。 また、連結業績予想の修正については、個別業績予想の修正の影響によるものであります。(注)上記業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき判断した見通しであります。実際の業績等は様々な要因により上記数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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