ポプラ、非開示だった今期最終は赤字拡大へ

配信元:株探
投稿:2021/01/12 14:00
 ポプラ <7601> が1月12日後場(14:00)に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益は8.7億円の赤字(前年同期は12.9億円の黒字)に転落した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が12.1億円の赤字(前期は3.3億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

 会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した12-2月期(4Q)の連結最終損益は3.3億円の赤字(前年同期は16.2億円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結最終損益は2.8億円の赤字(前年同期は1.8億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-2.6%→-4.2%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2020 年10 月8 日付で発表いたしました2021 年2月期通期業績予想は、新型コロナウィルス感染症の影響に伴い営業が再開できない店舗や大型イベントの入場規制などが継続しており、合理的な通期業績を予想することが困難であること、及び2020 年9月10 日に公表いたしました当社100%出資子会社によるローソン・ポプラ化事業実施に関する2021 年2月期業績への影響について精査中であったことから未定とさせていただいておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測をもとに算定し公表することといたしました。売上高は、新型コロナウィルス感染症の影響で、特に首都圏店舗を中心に感染者の増加に伴う人の往来減少、在宅などのテレワークを実施する企業の増加、外出自粛や営業時間短縮要請による繁華街店舗の低迷などで前年を大きく割り込んだものの、政府が推進するGoToキャンペーンの効果から緩やかながら回復傾向にありました。しかしながら、再び全国的に感染が拡大したことより、年末年始の売り上げ低迷、政府あるいは自治体による自粛要請などにより、売上回復には長い時間を要すると判断致しました。また、ローソン・ポプラへの転換スケジュールが概ね確定、1月以降対象店舗が改装休業となることを踏まえ、2021 年2 月期の連結売上高は19,382 百万円(前年同期実績:25,370 百万円、前年同期比:△23.6%)と想定致しました。これに加え、ローソン・ポプラへの転換店舗への休業補償や在庫処分費用の補填等の経費188 百万円を計上した結果、2021 年2 月期の連結営業利益は△1,087 百万円(前年同期実績:△360 百万円)、連結純利益は△1,210百万円(前年同期実績:△330 百万円)の見込みとなりました。なお、個別業績の修正についても同様の理由によるものです。(注)上記の予想は、本資料の発表日時点までに入手可能な情報に基づき作成したもので、更なる新型コロナウィルス感染の拡大や全国的な緊急事態宣言の発令など、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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