オーエス、今期営業を一転黒字に上方修正、未定だった配当は25円実施

配信元:株探
投稿:2020/12/11 15:00
 オーエス <9637> [東証2] が12月11日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結営業損益は3700万円の赤字(前年同期は7億7100万円の黒字)に転落した。
 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の2億9000万円の赤字→5500万円の黒字(前期は8億9200万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した8-1月期(下期)の連結営業損益も従来予想の1億7400万円の赤字→1億7100万円の黒字(前年同期は3億4400万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

 同時に、従来未定としていた今期の年間配当は25円(前期は特別配当7.5円を含む32.5円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である8-10月期(3Q)の連結営業利益は前年同期比64.6%減の7900万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の11.8%→5.1%に急低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年7月29日に2021年1月期の業績予想を公表いたしましたが、当社グループの第3四半期累計期間の実績、現時点で入手可能な情報及び予測に基づき、改めて業績予想を算定いたしました。 新型コロナウイルス感染症の拡大による当社グループ事業への影響は、2021年1月期末まで縮小しながらも一定程度残るものとして織り込んでいるものの、映画事業の第3四半期累計期間の業績が当初予想を上回ったことにより、売上高、利益ともに前回発表予想よりも改善すると見込んでおります。 しかしながら、上記予想は現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大や様々な要因によって大きく異なる可能性があります。当社グループの業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には速やかに公表いたします。

  2021年1月期の期末配当につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響による未確定要素が多いことから未定としておりましたが、連結業績予想、配当方針等を総合的に勘案し、1株当り12円50銭とさせていただきます。
配信元: 株探

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