NYコラム（4日）ダウ平均は再び3万ドルの大台を試す寄り付きか⁈−雇用統計でNFPは予想を下回る

NY株式市場（4日）ダウ平均は終値ベースで過去最高値更新なるか⁈−ワクチンと追加経済対策への期待感は根強い

4日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い戻し先行で取引が始まりそうだ。

ダウ平均は、3日の取引でワクチン供給への懸念が高まったことから引けにかけて失速する形で取引を終えた。ただ、その後の追加情報でワクチン供給不安をさらに増幅させるには至っていないほか、追加経済対策への期待感も根強いことから地合いの良さに変化はないようだ。

取引開始前に発表された11月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は、24.5万人増となった。市場予想（46.9万人増）を大きく下回る内容となったことから相場の上値は限定的となろう。一方で失業率は6.7％と市場予想より改善した上、平均時給も予想を上振れたことから、まずまずの内容となった。

ダウ平均は寄り付きで前日に失速する直前に付けた日中高値（3万110ドル）を試したあとは、終値ベースの過去最高値（3万46ドル）を捉えきれるかどうか相場の買い意欲が試される1日となる。