ISM後もドル売り続く ドル円は103.70円付近まで下げ幅を拡大=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/12/04 00:34
 日本時間0時に11月のISM非製造業景気指数が発表され、55.9と前回からやや低下した。ただ、予想の範囲内ではある。米国では感染が過去最多に拡大する中で人々の行動が制限され、レジャーやホスピタリティ、旅行、レストランなどのサービス産業が課題に直面していることを示した。

 ただ、景気判断の50を上回る状況は続いており、健全なペースでの拡大を示している。情報や金融セクターが引き続き好調で、オンライン購入への消費者のシフトが、小売りと運送がホリデーシーズン中に拡大を続けたことを示した。なお、仕入れ価格が8年ぶりの水準に上昇しており、素材やサービスのコスト上昇の加速を示した。

 今回の指標を受けて米株式市場が好調に推移しており、為替市場はリスク選好のドル売りが続いている。ドル円は103.70円付近まで下げ幅を広げる展開。ユーロドルは1.2170ドル付近まで上げ幅を拡大している。

USD/JPY 103.69 EUR/USD 1.2172

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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