NY株式市場(30日)米ブラックフライデーとサイバーマンデーが好調−ダウ平均は1987年以来の月間上昇率か⁈
30日のニューヨーク株式市場でダウ平均は、底固い寄り付きを迎えそうだ。
取引開始前にはモデルナが、30日にも開発しているコロナワクチンの緊急使用許可をFDAに申請すると発表したことから、コロナワクチンの早期実用化期待が相場を下支えしそうだ。
このほか、26日の感謝祭明け金曜日のブラックフライデーはネット売上が好調だった上、30日月曜日のサイバーマンデーの支出も過去最高が見込まれていることから、個人消費の回復期待は根強くなりそうだ。
ただ、月末を迎えたダウ平均の月間上昇率は、1987年以来の12%超となっていることから、引き続きポジション調整の売り圧力が意識されよう。ダウ平均は寄り付きで先週末の日中安値(2万9819ドル)を試す局面も想定しておきたいところだ。
30日のニューヨーク株式市場では、シカゴ購買部協会景気指数(11月/市場予想:59.2)やダラス連銀製造業活動指数(11月/市場予想:14.5)の発表予定されている。いずれも前月実績を下回る内容となりそうなことから、景況感の改善に鈍化傾向が見られるかどうか。慎重に見極める必要もありそうな1日となる。
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