ポンドドル、合意成立なら1.40ドルとの見方も=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/11/21 04:32
 きょうの為替市場はドル安が一服しているものの、ポンドは力強さを堅持しており、1.32ドル台後半での推移となっている。先ほどポンドが上下動する場面が見られた。ブルームバーグが関係者の話として、英国とEUの貿易交渉は、隔たりが依然として大きい部分はあるものの、来週の合意に向けて楽観的と伝えている。今後数日中に協定を結ぶ可能性があるという。ただ、そのためには英政府、そして、程度は小さいがEU政府も大きな政治的決断を下す必要があり、それがないと交渉は決裂する可能性があるいう。

 ポンドドルはニュースが伝わった直後に上下動したものの、類似の報道が既に流れていることもあり直ぐに元の位置に戻している。

 市場では来週にも合意との楽観的な見方が広がっている。そのことがポンド買いを強めているが、合意成立ならポンドドルはクリスマスまでに1.40ドルまで到達するとの強気な見方も出ているようだ。逆に決裂なら1.20ドルまでの下げも警戒されるとしている。

GBP/USD 1.3286 GBP/JPY 137.94 EUR/GBP 0.8926

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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