新興市場銘柄ダイジェスト:ITbookHDは大幅に反落、不二硝が一時ストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2020/11/17 15:29
<3674> オークファン 1910 +59
年初来高値を連日更新している。10月のビジネス利用アカウント数が前年同月比16%増の7595件の新規登録があり、累計で136万9331件になったと発表している。同社はオークション・ショッピングの相場検索・価格比較サービスやBtoB卸モール、ネットショップ運営一元管理ツールを提供している。また、21年9月期の営業利益予想を前期比58.4%増の13.00億円と13日に開示したことなども引き続き買い材料視されているようだ。

<5070> ドラフト 1850 +144
上場来高値。12月14日を基準日に1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えて株式の流動性向上を図ることが目的。効力発生日の同月15日付で定款を変更し、発行可能株式総数を1500万株から3000万株に増やす。また、20年12月期の期末配当予想を8.00円から4.00円(前期末実績8.00円)に修正するが、株式分割に伴うもので実質的な変更はない。

<5212> 不二硝 3500 +430
一時ストップ高を付け、13日に記録した上場来高値(3115円)を更新している。不二硝子は医薬業界向けのアンプルや管瓶が主力製品。13日の取引終了後に発表した21年3月期第2四半期累計(20年4-9月)決算では、管瓶の売上高が増加し、営業利益は前年同期比40.2%増の0.97億円となった。今後、新型コロナワクチンが実用化されれば、予防接種用の管瓶などの製品需要が高まるとの思惑から先回り買いが入っているようだ。

<1447> ITbookHD 626 -100
大幅に反落。21年3月期第2四半期累計(20年4-9月)の営業損益を7.53億円の赤字(前年同期実績2.40億円の赤字)と発表している。人材事業が堅調に推移した一方、主力の地盤調査改良事業が新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込み、赤字が拡大した。システム開発事業やコンサルティング事業の低調も響いた。通期予想は前期比108.2%増の3.24億円の黒字で据え置いたが、計画未達懸念から売り優勢となっている。

<2743> ピクセルCZ 145 +11
大幅に反発。参画するコンソーシアムが長崎県の特定複合観光施設設置運営事業の事業者公募(RFP)へ応募する方針を決めたと発表している。同県は統合型リゾート(IR)導入を正式に表明している立候補地の一つ。民間団体や県議会、九州全体の経済界も含めた誘致への機運が高まっており、全国でも有数のIR候補地としている。IR事業者に選定されれば、将来の利益向上に資するとの期待から買いが集まっているようだ。

<7502> プラザクリエ 357 -3
朝高後、後場にマイナス転換。100%子会社のプラザクリエイト(東京都中央区)が保有する自動証明写真機の運営・管理に関する事業を会社分割して新設する会社に承継させた上で、日本オート・フォート(東京都港区)に譲渡すると発表している。譲渡価額は9.50億円で、株式譲渡日は21年2月1日の予定。日本オート・フォートは自動証明写真機事業のパイオニア。併せて両社で新しい成長事業に向けた業務提携契約を締結することも決めた。 <ST>
配信元: フィスコ

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