Ａ＆ＡＭが大幅反落、訴訟損失引当金計上で２１年３月期最終利益予想を下方修正

　エーアンドエーマテリアル<5391.T>が大幅反落している。１６日の取引終了後、２１年３月期の連結業績予想について、純利益を１１億円から８億５０００万円（前期比５７．３％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　売上高４００億円（同６．５％減）、営業利益１８億円（同４３．４％減）の従来見通しを据え置いたものの、建設アスベスト訴訟の控訴審判決に基づき、訴訟損失引当金を計上したことから最終利益予想を引き下げたという。

　同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１８２億９２００万円（前年同期比９．８％減）、営業利益５億２５００万円（同６７．５％減）、純利益１億２８００万円（同８８．３％減）だった。新型コロナウイルス感染症の影響による需要の大幅な減少や、工事の中断、新規着工の遅れなどが響いたとしている。

出所：MINKABU PRESS