ニチバン、非開示だった今期経常は32％減益、未定だった配当は3円減配

　ニチバン <4218> が11月9日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比43.2％減の9.5億円に落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比32.1％減の21億円に落ち込む見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比19.0％減の11.4億円に減る計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は30円(前期は33円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比47.7％減の4.8億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.5％→4.4％に大幅悪化した。

株探ニュース