ベルパーク、今期経常を一転21％増益に上方修正・最高益、配当も42円増額

　ベルパーク <9441> [ＪＱ] が11月6日昼(12:30)に決算を発表。20年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比36.6％増の45.3億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の40億円→53億円(前期は43.7億円)に32.5％上方修正し、一転して21.0％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.7億円→18.7億円(前年同期は19.9億円)に3.3倍増額し、減益率が71.5％減→6.5％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の122円→164円(前期は119円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比17.5％増の11億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の3.6％→4.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、2020年12月期第２四半期連結累計期間において、通期の連結業績予想数値に対して実績の進捗率が各利益項目で高い進捗率となっておりましたが新型コロナウイルスの感染拡大にともなう活動自粛等の影響を勘案し業績予想を据え置いておりました。　本日公表の2020年12月期第３四半期累計期間の業績は、各利益項目で当社計画値を上回り、更に10月以降の携帯電話等の販売台数につきましても堅調に推移することが予想されることから、上記のとおり業績予想を修正いたします。なお、売上高につきましては、電気通信事業法改正後、携帯電話等の販売における売上単価が減少傾向にあるため、計画値は変更せず、据え置くことといたします。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置付け、2020年12月期につきましては連結配当性向30％を予定しております。　今回2020年12月期の通期業績予想を修正することとなりましたので、上記方針の「2020年12月期連結配当性向30％」に基づき、2020年12月期の期末配当金予想を前回発表の１株当たり61円から42円引き上げ、103円といたします。これにより、年間の予想配当金は、前期実績の119円から１株当たり45円増配の164円となる予定でございます。●上場20周年記念株主優待の実施について１．実施の理由　当社は、2020年５月25日をもちまして株式上場20周年を迎えました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位の長年にわたるご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、日頃からのご支援に感謝するとともに、株式上場20周年を記念して、2020年12月31日を基準日として記念株主優待を実施することといたしました。２．記念株主優待の概要 （１）対象となる株主様　　　2020年12月31日現在の当社株主名簿に記載又は記録された当社株式100株（１単元）以上保有の株主様を対象　　といたします。 （２）記念株主優待の内容　　　保有株式数100株（１単元）以上の株主様お一人につき、一律クオカード2,000円分を贈呈させていただきます。 （３）贈呈の時期　　　2021年３月下旬にお送りする「ビジネスレポート」に同封予定です。※2020年12月31日を基準日として贈呈するクオカードは、通常優待のクオカード1,000円分と記念優待のクオカード2,000円分を合計した3,000円分の券面額となります。（注）業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社において判断したものであります。予想には様々な不確定要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。