NY株式市場(3日)バイデン候補が投票直前の世論調査でリード保つ−世界的な株高の流れが継続でリスクオンか
3日のニューヨーク株式市場でダウ平均は前日に続いて買い戻しが先行しそうだ。
3日のアジアやヨーロッパ株式市場が連日で堅調に推移。3日のニューヨーク株式市場でも、前日から続く世界的な株高の流れを踏襲して寄り付きを迎えそうだ。ダウ平均は寄り付きで節目の2万7000ドル台を回復する場面が見られよう。
アメリカ大統領選挙は、日本時間3日午後8時から東部各州で投票が始まった。投票は、日本時間4日午前8時から順次終了し開票作業へと移っていくことになる。投票直前の最新世論調査でもバイデン候補がリードしたまま投票当日を向けえたことから、ニューヨーク株式市場では、アメリカ議会上下両院で野党・民主党が多数派となる「トリプルブルー」の可能性も先取りしながらリスクオン相場が続く取引スタートとなりそうだ。
ただ、朝方の買い一巡後は、大統領選挙の投票結果を見極めたいとの姿勢から一段と買い上がる動きは見送られやすい相場環境だ。郵便投票を含む期日前投票は1億人近くにのぼることから、最終的な投票の集計には時間がかかるため大勢の判明はずれ込むことが見込まれている。ダウ平均も節目の2万7000ドル台を回復したあとは、100日移動平均線(2万7257ドル)が走っている2万7200ドル台では戻り売り圧力が強く意識されよう。4年に一度の大統領選挙の投票当日を迎えて混戦必死な状況にあることから、深追いは禁物でポジション管理に十分な注意が必要な1日となる。
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