【注目】業績上方修正とチャート好形でPBR0.6倍の割安株など◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/11/01 09:00

◆オカムラ

 オフィス家具の大手。29日引け後に21年3月期上期の経常利益を予想数字の11億円から35億円に3.2倍上方修正した。コロナ禍での働き方変化による企業のオフィス改装が増加し、オフィス家具の販売が伸長。テレワーク用の椅子はかなりの需要があるようだ。この先冬にかけてはインフルエンザと新型コロナの感染回避のために再びテレワーク需要が期待できると見る。また、テクニカル面でも700円の下値サポートラインからしっかりリバウンドとなりチャート好形。PBR0.6倍台と割安感もあり遅かれ早かれ物色の本格化が進みそうだ。

◆シンワワイズ

 高額美術品の公開オークションの企画・運営し、オークション業界では信頼と実績のある業界最大手企業にあたる。その他エネルギー事業ではバイオマス発電の燃料販売も行っており再生可能エネルギー関連としての側面も持ち合わせている。コロナ禍において足元の業績は厳しいものの10月発表の1Q決算は赤字幅縮小を健闘している。米大統領選を控え、まだ上昇していないバイデン氏の環境政策関連としても監視しておきたい。

◆ストリームメディアコーポレーション

 韓流スターのコンテンツをPCやスマホに配信。同社はコロナ禍におけるオンラインコンサート「Beyond LIVE」で韓流スターのライブ配信が人気。今週は韓国ネイバー・コーポレーションを割当先とする第三者割当増資を実施することが明らかに。ネイバーはスマホの無料チャットアプリ「LINE」などを手掛けている韓国最大のネットサービス会社であることから安心感のある展開に。BTSやTWICEをはじめ韓国エンターテインメントは日本でも根強い人気であり、韓国大手企業による増資により同銘柄の注目度は増すことだろう。

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配信元: 達人の予想