インテM、前期経常を一転黒字に上方修正

配信元:株探
投稿:2020/10/30 15:00
 インティメート・マージャー <7072> [東証M] が10月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年9月期の連結経常損益を従来予想の2300万円の赤字→3600万円の黒字(前の期は1億4200万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の5600万円の赤字→300万円の黒字に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)通期個別業績予想修正の理由 当社は、2020年5月15日に公表いたしました2020年9月期の通期業績予想について、新型コロナウイルス感染症の拡大による特定業種における広告予算大幅減少の影響が少なくとも2020年9月末までは継続するものと想定しておりました。 しかしながら、2020年6月の緊急事態宣言解除後は、国内広告配信事業において旅行業等一部のクライアントにおいて影響は残りつつも、イベント業やエンターテインメント業等の営業再開をしているクライアントからの受注は回復し、マーケティング支援売上における第4四半期の顧客数は前回予想比7.9%増加と若干の持ち直しを見せる結果となりました。また、外出自粛要請やテレワークの浸透による、テレワーク環境を整えるためのサービスプロモーションのニーズも追い風となりました。成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」については、マーケティング予算削減ニーズの高まりを受け、成果課金型のアフィリエイト広告が見直されている環境下で、アカウント数が前回予想比102.7%と順調に伸長しております。この結果、マーケティング支援とPerformanceDMPを合わせた国内広告配信事業の 売上については、前回予想比104.2%となりました。データマネジメント・アナリティクス売上については、アカウント数は若干減少したものの、概ね前回予想通りの売上高となりました。 Select DMPについては、ターゲット企業のみのリスト提供に加えて、他社ツールと連携を行いターゲットとなる見込み顧客とのコミュニケーションまで一貫したサービスの提供を強化したことで、単価が前回予想と比較して増加し、前回予想を上回る売上となりました。 これらの結果、今回修正予想における売上高につきましては、前回予想に対して72百万円増加し2,042百万円(前回予想比3.7%増)となることを見込んでおります。 費用面に関しましては、当社においてもリモートワークを継続的に導入したことにより、交通費や会議費等を中心に販売促進費が減少し、営業利益、経常利益及び当期純利益につきましても前回予想と乖離する見込みとなりました。(2)通期連結業績予想の修正理由 通期連結業績予想については、前述の個別業績予想の修正理由に加え、持分法適用会社のPriv Tech株式会社において見込んでいた、新商品リリースに合わせた開発費用や広告宣伝費用が一部後ろ倒しになったことで、持分法投資損失も前回予想比26.1%減少することとなりました。これらの結果、連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましても前回予想を上回る見込みです。
配信元: 株探

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