九州電、非開示だった今期経常は12％増益、未定だった配当は35円実施

　九州電力 <9508> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.8倍の825億円に急拡大した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比12.4％増の450億円に伸びる見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は375億円の赤字(前年同期は229億円の黒字)に転落する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は35円(前期は35円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比11倍の558億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.2％→10.6％に急改善した。

株探ニュース