Ｔ＆Ｓが急速切り返し、１２～８月期決算発表と今期配当開示で買い集める

　ティアンドエス<4055.T>は３日ぶりに切り返してきた。カイ気配スタートで大幅高となり１万７０００円台を回復。同社は今年８月に東証マザーズに上場した直近ＩＰＯ銘柄で、大手電機メーカー向けなど中心にシステムの受託開発を手掛けている。企業のテレワーク導入加速の動きを背景に在宅勤務に絡むシステム開発需要などを捉え業績は好調に推移している。同社が１４日取引終了後に発表した１９年１２月～２０年８月期決算は営業利益が２億１５００万円で、未定だった今期配当は１３円とする計画を開示した。株価は９月１５日に２万６１００円の戻り高値をつけてからは調整を続けていたが、時価はそこから１万円近く水準を切り下げていたこともあって、決算発表を契機に買い直す動きが顕在化している。

出所：MINKABU PRESS