米10年債利回り低下 ワクチンの臨床試験の一時停止でリスク回避広がる=NY債券概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/14 05:52
米国債利回り(NY時間16:36)
2年債   0.139(-0.014)
10年債  0.729(-0.045)
30年債  1.512(-0.060)
期待インフレ率  1.705(-0.033)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。ジョンソン・エンド・ジョンソンが、ワクチンの臨床試験を一時停止すると発表したことでリスク回避の雰囲気が広がり、逃避買いが先行した。欧州や米国などで感染者が増加していることも、買い材料となり、利回りは上昇。朝方に9月の米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、予想通りだったことから、特に材料視されていない。

 10年債利回りは0.72%まで低下したほか、30年債も1.50%台まで一時低下した。

 2-10年債の利回り格差は+59(前営業日+62)にフラット化している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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