大阪金見通し:上昇、ドル相場下落や新型コロナへの警戒感など反映か

配信元:フィスコ
投稿:2020/10/12 07:45
大阪取引所金標準先物 21年8月限・夜間取引終値:6557円(前日日中取引終値↑56円)

・想定レンジ:上限6640円-下限6540円

12日の大阪取引所金標準先物(期先:21年8月限)は上昇しそうだ。中国の経済統計や国慶節(建国記念日)期間中の旅行需要の動向などから中国景気の持ち直しが意識され人民元相場が上昇。これを受け、金の価格決定要因として注目されるドル相場は、ドルの総合的な価値を示すドルインデックスが下落し、ドルの代替投資先とされる金に資金が向かいやすくなっている。また、世界中での新型コロナ感染拡大への警戒感や米大統領選の不透明感も金価格の支援要因となっており、先週末のナイトセッションで金先物は上昇した。こうした流れを受け、今日の金先物は堅調に推移しそうだ。

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配信元: フィスコ