日本色材、今期経常を赤字拡大に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/10/08 16:00
 日本色材工業研究所 <4920> [JQ] が10月8日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年2月期の連結経常損益を従来予想の7900万円の赤字→3億5300万円の赤字(前期は4億0500万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
 ただ、3-8月期(上期)の連結経常損益は従来予想の4億3100万円の赤字→1億8900万円の赤字(前年同期は2億8400万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年2月期の第2四半期累計期間におきまして、新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大の影響で、感染防止に向けた外出規制やマスク着用による化粧頻度の低下、海外旅行規制によるインバウンド需要の急減や免税店売上の急減など、化粧品市場は大きな影響を受けました。当社におきましても、国内・海外の化粧品メーカーからの受注の減少や後ろ倒しを受けて、連結業績・個別業績共に、売上高は前回発表予想を下回る結果となり、昨年竣工した「つくば工場の第3期拡張工事」投資や海外子会社の生産能力拡張投資に伴う諸費用増等もあって赤字の計上を余儀なくされる見込みですが、その赤字額は各種コスト圧縮努力で前回発表予想値より改善する見込みです。 2021年2月期の通期業績予想につきましては、前回発表予想では、新型コロナウイルス感染症の影響の期間が不透明であったため、第3、第4四半期については業務運営の正常化を前提とした見通しを策定しておりましたが、現時点では第3四半期以降においても新型コロナウイルス感染症の影響から受注が低迷、売上高は第2四半期累計期間並みに留まる見通しです。また、利益面でも、引き続き各種コスト圧縮努力等によって第2四半期累計期間よりも若干の改善を見込みますが、赤字の計上を余儀なくされるため、連結業績・個別業績共に、前回発表の通期予想を下回る見込みです。(注)上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、新型コロナウイルス感染症の影響の程度や期間が不透明な中、今後発生する様々な要因により当該予想値と異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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