ジー・スリー、前期経常を41%下方修正、未定だった配当は無配転落

配信元:株探
投稿:2020/10/07 16:00
 ジー・スリーホールディングス <3647> [東証2] が10月7日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年8月期の連結経常損益を従来予想の1.9億円の黒字→1.1億円の黒字(前の期は5.7億円の赤字)に40.8%下方修正した。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2.8億円の黒字→2億円の黒字(前年同期は1.5億円の赤字)に28.2%減額した計算になる。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前の期は8円)とし、4期ぶりに無配転落する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年8月期において、経営体制の変更に伴って各事業の収益性の検討や事業構造改革を加速させるべく、各事業の戦略や売上高・各種費用等の再点検を進め、2019年12月24日付「連結子会社及び連結孫会社の異動(株式譲渡)及び営業外費用の計上に関するお知らせ」にて公表の通り、事業の選択と集中を行い、また、同日公表の「(開示事項の経過)商品(太陽光パネル)の販売に関する仕入及び売上計上に関するお知らせ」における商品の仕入と販売を実績化、加えて太陽光発電所のセカンダリーマーケットの形成が進み、当社販売用太陽光発電所の引き合いが増加し、事業計画を達成すべく推し進めてまいりました。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により、当社営業面において、都県を跨いだ移動制限から未稼働太陽光発電所における地主様との面談延期、お取引先様への訪問自粛などにより活動に制限が生じ、当社保有の未稼働太陽光発電所の一部においては2020年8月期内に商品化に至らず、またセカンダリーマーケットにおいては、当社販売用太陽光発電所を検討していた一部投資家に、直近で新型コロナウイルスの第二波到来を懸念して様子見となり成約に至らず、その結果、前回発表を下回る見込みとなりました。このような状況を踏まえ、2020年8月期通期連結業績予想数値を修正いたします。

  当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題のひとつと位置付けており、将来の事業展開と経営成績及び財務状態等を勘案しながら配当を実施することを基本方針としております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大による深刻な影響が顕在化し、経済活動の自粛・休止が始まるなど今後の見通しを総合的に勘案し、2020年1月28日公表時点では未定としておりました当期の期末配当予想につきましては、誠に遺憾ではございますが無配とさせていただきます。 株主の皆様には深くお詫び申し上げるとともに、可能な限り早期に復配できるよう努めてまいりますので、株主の皆様におかれましては、何卒ご理解賜り、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
配信元: 株探

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