NY株式市場(25日)ダウ平均は連日で「雲下抜け」を回避か⁈ー27日に予定されるTikTok禁止措置の行方に注目
25日のニューヨーク株式市場でダウ平均は売り先行で取引が始まりそうだ。今日から今週末にかけてトランプ大統領が重要な政治判断を下す予定となっている上、週末要因も重なって買いは総じて見送られやすく、積極的に買い向かいにくい寄り付きを迎えそうだ。
まず26日にはアメリカの連邦最高裁判所の判事が死去したことに伴う後任候補をトランプ大統領が指名することになっている。トランプ大統領は、大統領選挙の選挙結果を巡って最終的に法廷闘争までもつれることを念頭に保守派の判事を指名した上で最高裁判事の保守化を目指すものと見られており、野党・民主党の反発も必死の情勢だ。
翌日27日には、トランプ政権が発動したTicTokに対する禁止措置が期限を迎えることになっている。これに先駆けてバイトダンスによる禁止措置の差し止め請求を審理しているワシントン連邦地裁は、トランプ政権側に対して日本時間26日午前3時半までに発動期限の延期に応じるか、バイトダンスの差し止め請求に反論する資料を裁判所に提出するよう命じており、今晩の取引時間中にはTicTok禁止措置の有無に関するニュース・ヘッドラインがもたらされることも想定しておきたいところだ。
ダウ平均は、前日同様に一目均衡表上の雲の下限にあたる先行スパン2(2万6499ドル)で再びサポートされるか確認する必要があるだろう。今日から今週末にかけては、最高裁判事の後任人事やTicTok問題をめぐるトランプ大統領の政治判断次第で、コロナ対策で混迷が続くアメリカ議会での与野党関係や対立が深まる米中関係の行方が大きく左右されてもおかしくだろう。いずれにしても何らかの結論が示されることから、ポジション管理は慎重さを極めたい一日となる。
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