ドル買い先行後は一服、欧州株反発で警戒感緩む=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/09/22 20:35
ドル買い先行後は一服、欧州株反発で警戒感緩む=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル相場が振幅した。序盤はドル買いが先行した。特にポンドドルの下げがきつく、1.28台割れから1.2710台まで一時下落。英政府の新たな形のロックダウン措置導入が警戒されたほか、ベイリー英中銀総裁がマイナス金利について言及したことが売りを誘ったようだ。ただ、前日とは違って欧州株が反発しており、リスク警戒感は緩んでいる。ドル買い一巡後はドル売り方向へと転じている。ポンドドルは1.28台後半へと高値を伸ばした。ベイリー英中銀総裁は、マイナス金利導入を選択肢として残しつつも、技術的作業のため少し時間が必要とも述べていた。英欧双方が通商協議を継続する姿勢である点も好感されたようだ。ユーロドルは1.17台後半から1.1720レベルまで下落したあと、再び1.1760台まで反発と往来した。ドル円は104.70台まで買われたあとは、104.40近辺まで下押しされており、やや売りに押された。クロス円は通貨ごとにまちまち。ポンド円は134円近辺から133割れに迫るも大台割れには至らず、一気に134円台乗せへと反発。一方、ユーロ円は123円近辺から122.60台まで下落したあとは122円台後半にとどまっており、上値が重い。

 ドル円は104円台半ばでの取引。序盤に104.70台まで買われたあとは、104.40近辺まで下押しされており、やや売りに押された。この日は欧州株が反発しており、前日のリスク警戒のドル買いに調整が入ったようだ。

 ユーロドルは1.17台半ばでの取引。1.17台後半から1.1720レベルまで下落したあと、再び1.1760台まで反発と往来した。ユーロ円は123円近辺から122.60台まで下落したあとは122円台後半にとどまっており、上値が重い。ポンド相場の上下動に連れた面が強かった。この日は目立った経済統計発表はなく、前日の調整局面となっていたようだ。

 ポンドドルは1.28台半ばでの取引。序盤はドル買いに押された。1.28台割れから1.2710台まで一時下落。英政府の新たな形のロックダウン措置導入が警戒されたほか、ベイリー英中銀総裁がマイナス金利について言及したことが売りを誘ったようだ。ただ、前日とは違って欧州株が反発しており、リスク警戒感は緩んでいる。ドル買い一巡後はドル売り方向へと転じている。ポンドドルは1.28台後半へと高値を伸ばした。ポンド円は134円近辺から133割れに迫るも大台割れには至らず、一気に134円台乗せへと反発。ベイリー英中銀総裁は、マイナス金利導入を選択肢として残しつつも、技術的作業のため少し時間が必要とも述べていた。セフコビッチEU副委員長が、ブレグジットに関するEUと英国の次回協議を9月28日に開催すると表明。話し合い継続姿勢がポンド買いにつながった面も。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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