<1961> 三機工業
四季報によると、初受注残は前期比8・9%減。廃棄物処理施設などプラント設備が増勢。だが、ビル空調は大型完工が端境期。産業空調も顧客の設備投資手控えで改修など短工期案件に鈍化懸念。営業減益。減配。積極還元方針を維持の一方、緊急時に備えて融資枠を設定。木質バイオマス発電システムを積極受注、余剰熱の有効利用まで一貫して手がける強みを訴求。建設業:建築設備、機械システム、環境システム、不動産など。
2020年8月7日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-15.7%の90.00億円、経常利益-15.4%の95.00億円の減収・減益の見通し。
2016年6月24日の765円を安値とする上昇トレンド(A)の中の動きとなっています。この中で2017年4月17日の897円を安値に急上昇となり、11月13日の1463円の高値をつけました。ここを当面のピークにして調整入りとなり、2018年2月13日の1050円まで下げて、2018年9月25日の1282円を高値とするもみあいとなり、このもみあいの中で2018年12月25日の1028円まで下げて上昇に転じ、2019年12月27日には1566円の高値更新となりました。ここをピークにコロナ相場に巻き込まれ今年の2月のコロナ急落につれ安し、3月13日の1047円まで下落しました。ここからの反発で5月29日の1386円の戻り高値をつけたあと短期の下降トレンド(B)となりましたが、8月11日の1125円まで下げてもみあい9月11日に1025円で買転換となって下降トレンド(B)を上にぬきかかっています。
<3103> ユニチカ
四季報によると、高分子は高付加価値フィルム堅調だが、自動車向け需要減退で樹脂が低迷。機能材は前期伸びた産業資材用ガラス繊維が減速。繊維も産業・衣料とも需要低迷。営業益続落。訴訟引当特損ない。23年3月までの新中計開始。海外でフィルムや不織布の製販強化。高耐熱性ポリアミドフィルム量産化、スパンレース不織布増産など234億円の投資計画。繊維製品:高分子、機能材、繊維など。
2020年5月14日発表。2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益-32.9%の54.67億円、経常利益-55.5%の31.53億円の減収・減益の見通し。
PERは14.69ですが、無配ですので魅力ある株ではありませんが、柴田罫線では、全体相場に活力がなくなった時に吹き上げる形となっています。
2006年1月10日の2530円(併合前253円)を高値に長期下降トレンド入りとなり、2012年7月25日の380円(併合前38円)、2014年7月17日の450円(併合前45円)、2016年1月21日の430円(併合前43円)と3点底をつけて、2017年3月7日の1050円(併合前105円)まで上昇してピークをつけ、同年10月30日の1026円を2番天井にして下降トレンド(A)へ転換しました。この中で2019年8月29日の290円の安値から、今年の1月31日の449円まで反発したあと、コロナ相場に巻き込まれて急落となって3月13日の198円で底打ちとなりました。ここからの反発で6月8日に393円まで上昇し、下降トレンド(A)の上値ラインを陽線でぬく型となりました。このような型は、そのまま上昇が続くか、もみあいとなって戻りを試すかですが、この場合はもみあって7月31日に315円まで押し目を入れ、ここから反発して9月9日に384円で買転換となっています。吹き上げても上値は限定的ですが、押し目があれば買い有利といえます。290円、198円、315円と3点底(逆三尊天井)となっており、これが上昇して1月31日の449円を終値で超えるとさらに一段高となる可能性もあります。
<7587> PALTEK
四季報によると、半導体は通信機器、計測機器用FPGA、情報端末用メモリが想定超。ザイリンクス社との取引形態変更で目減りも技術サポートで利益確保。デザインサービスも通信機器向け堅調。新規事業への人材投資による販管費増をこなす。小幅増益。保育園や介護施設向けに細菌やウイルスを不活性化する空間除菌システムを提供開始。店舗やオフィスにも拡販。卸売業:半導体関連。
2020年8月5日発表。2020年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-21.9%の3.00億円、経常利益-13.4%の2.20億円の減収・減益の見通し。
2016年2月12日の502円を当面の底打ちにして、525~632円のボックス相場を形成し、この中で11月9日の548円を安値に短期の上昇トレンド(A)へ移行しました。この中で2017年6月9日の1126円を高値にして、下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、2018年8月16日の522円、12月26日の471円、2019年8月30日の456円と順下げの3点底をつけ、ここから今年の2月6日の637円まで上昇したところでコロナ急落相場に巻き込まれ3月13日の280円で底打ちとなりました。ここからの反発で6月8日の597円まで上昇後、6月15日の468円まで押し目を入れ、8月5日の599円まで反発し、ダブル天井の形をつくって反落しています。当面は468~599円のボックス相場となりそうです。
<4319> TAC
四季報によると、法人研修、出版は底堅い。個人講座は会計士堅調。が、公務員試験の不振響く。税理士も低迷。新型コロナに伴う需要減も想定超。教室スペース削減による賃料削減で採算改善し営業増益だが、会社計画は過大。営業外の受取保険金縮小。新型コロナで一時全校休校、順次再開。オンライン講義拡充、通信受講生のテレビ会議での学習相談など対応。サービス業:個人教育、法人研修、出版、人材など。
2020年8月6日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+325.9%の6.90億円、経常利益+163.1%の6.84億円の増収・増益の見通し。
2016年2月12日の167円、6月27日の176円を2点底にして上昇トレンド(A)を形成し、この中で2017年11月28日の416円まで上昇し、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この中で2018年12月25日の187円まで下落して、2019年2月5日の249円まで反発し、ボックス相場(C)となりました。このボックス相場の中で、187円、185円と2点底をつけて、10月29日の279円まで反発したところで下落に転じ、今年の2月4日の228円まで上昇したあと、コロナ急落相場に巻き込まれ3月13日の136円まで下げました。ここから4月30日の227円まで反発して、5月29日の183円まで押し目を入れて、三角保ち合い(D)を形成しました。その後9月1日の211円で買転換となり三角保ち合いを上放れし、戻りを試す形となっています。
<9380> 東海運
四季報によると、国際貨物はロシア・中央アジア向けコンテナ輸送増でも他社施設使用費が重荷。建材関連など陸送減。ただ海運は建設発生土の取り扱い増、新規貨物取り込む。粉体船、一般貨物船も好調。不動産安定。燃料費低下で、前号より営業益増額。オリジナルブランドのミニトマトの出荷開始。今年10月から関東や関西、東海地区のスーパーを中心に販売注力。倉庫・運輸関連業:物流、海運、不動産など。
2020年7月30日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+49.3%の6.60億円、経常利益+40.9%の6.86億円の増収・増益の見通し。
2010年10月28日の158円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2012年10月11日の202円の安値から2013年3月15日の345円まで上昇後、202円を安値とし、345円を高値とする三角保ち合いへ移行しました。この三角保ち合いの中で煮詰まり、2016年9月16日の263円を安値に急騰して上放れし、約2ヶ月で11月21日に565円と2倍化しました。ここをピークに下降トレンド(B)へ転換となり、2019年5月14日の239円、今年のコロナ急落で3月13日に210円と2点底をつけました。ここからの反発で4月22日に299円の高値をつけて、4月27日の247円まで押し目を入れ再上昇となって、9月14日に324円まで上昇してもみあっています。8月8日の326円を終値で上回れば一段高の可能性もあります。
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