ナック、非開示だった今期経常は9％減益、未定だった配当は14円増配

　ナック <9788> が9月14日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比9.4％減の19億円に減る見通しと発表した。
　なお、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常損益が4.5億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)に浮上する見通しと発表した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を9円(前年同期は9円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も27円実施する方針とした。年間配当は前期比14円増の36円に増配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021 年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の業績への影響を合理的に算定することが困難であったことから未定としておりました。　依然として同感染症の影響は収束しておらず、当社グループを取り巻く経営環境は引き続き不透明な状況が続いておりますが、現時点で当社が入手可能な情報を基に業績予想を算定いたしましたので公表いたします。　なお、上記の業績予想につきましては、今後の様々な要因により変動する可能性があります。開示すべき重要な事象が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。

　　当社は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、積極的かつ、長期にわたり継続的・安定的に利益還元を行うことを配当政策の基本方針として、具体的数字基準を「連結純資産配当率４%」、ただし「配当性向100%以内」としております。配当の回数は中間と年度末の年に２回を方針としております。　　2020年３月期の配当予想につきましては、業績予想及び上記配当方針を総合的に勘案し、中間配当９円、期末配当27円とさせていただく予定です。 ●中期経営計画について　当社は現在2021年３月期を初年度、2025年３月期を最終年度とする中期経営計画の策定を進めており、2020年10月下旬以降の公表を予定しております。