決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】引け後 … 積水ハウス、神戸物産、クミアイ化 (9月10日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の9月9日から10日の決算発表を経て11日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.5　クミアイ化 <4996>
　20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の連結経常利益は前年同期比12.1％減の66.1億円に減り、通期計画の98億円に対する進捗率は67.5％にとどまり、5年平均の78.9％も下回った。

▲No.6　シーイーシー <9692>
　21年1月期の連結経常利益を従来予想の62億円→53億円(前期は60.4億円)に14.5％下方修正し、一転して12.3％減益見通しとなった。

▲No.7　積水ハウス <1928>
　21年1月期の連結経常利益を従来予想の2050億円→1725億円(前期は2139億円)に15.9％下方修正し、減益率が4.2％減→19.4％減に拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3921> ネオジャパン 　東１ 　 -18.75 　　9/10　　上期　　　 65.25
<7640> トップカルチ 　東１ 　 -12.64 　　9/10　　　3Q　　　123.18
<6387> サムコ 　　　　東１　　 -7.28 　　9/10　本決算　　　　7.87
<3038> 神戸物産 　　　東１　　 -5.50 　　9/10　　　3Q　　　 26.56
<4996> クミアイ化 　　東１　　 -1.23 　　9/10　　　3Q　　　-12.13

<9692> シーイーシー 　東１　　 -0.65 　　9/10　　上期　　　 -7.03
<1928> 積水ハウス 　　東１　　 -0.64 　　9/10　　上期　　　-22.21

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース