NY株式市場(10日)ダウ平均は再び2万8000ドル台を試すか⁈−テスラは時間外取引で一時5%超高
10日のニューヨーク株式市場でダウ平均は底堅い寄り付きとなりそうだ。前日同様に10日の時間外取引では、テスラが5%超高、アップルも2%超高とテスラ+GAFA株が戻り歩調を維持していることが相場全体の底堅さにつながりそうだ。ダウ平均は寄り付きで前日に続いて節目の2万8000ドルを試す局面が見られよう。
ただ、前日の戻り局面で2万8206ドルまで上昇したあとに伸び悩んだダウ平均は、連日で上値の重さを意識しながらの取引スタートとなりそうだ。節目の2万8000ドルを超えた水準には、25日移動平均線(2万8014ドル)から20日線(2万8143ドル)、10日線(2万8352ドル)、5日線(2万8193ドル)まで短期移動平均線が軒並み控えている上、前日に大幅高した反動から戻り売り圧力をこなす必要もある。
本格的な反騰相場に繋がる新規の買い手掛かりに乏しいことから前日同様に2万8000ドル台前半のテクニカル・ゾーンを上抜けていく突破力には欠ける寄り付きを迎えるだろう。
取引開始前に発表された新規失業保険申請件数は88.4万件となった。市場予想(85万件)を上回るとともに前週から高止まりを見せた格好だ。失業保険継続受給者数は1338.5万人と市場予想(1290万人)を上回ったことから、雇用情勢の改善期待が高まりにくい相場展開となろう。
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