三栄建築、今期経常を一転26％減益に下方修正

　三栄建築設計 <3228> が8月31日大引け後(16:30)に業績修正を発表。20年8月期の連結経常利益を従来予想の104億円→70億円(前期は94.3億円)に32.7％下方修正し、一転して25.8％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の76.7億円→42.7億円(前年同期は47億円)に44.3％減額し、一転して9.1％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　今期業績予想に関しまして、主力事業の戸建分譲事業においては新型コロナウイルス感染症 の影響により ３ 月 ～４月の 契約数 に影響が出たものの、緊急事態宣言解除後は 各月で前年同月比を大幅に上回る契約数となりました。本日開示しております「2020 年８月の戸建分譲事業の業績動向に関するお知らせ」をご参照ください。しかしながら予算において一定の割合を占めておりました投資用不動産売買事業及び海外事業における売却の目処が立っておりました複数案件について、新型コロナウイルス感染症の影響による不動産市況の先行き不透明な状況であるなどの理由から、商談の休止や契約解除、引渡し時期の延期などが発生いたしました。その結果、2020 年８月期累計期間における当社業績は、当初の計画を下回る結果となっております。（業績予想に関する注意事項）　上記の予想は現在当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。